女「この人触りました」冤罪なのに連行された俺、ある一言を呟いた瞬間、警察と被害者女性が青ざめた。
女「許して…」警察「それだけはご勘弁を…」
ついこの間、痴漢冤罪で引っ張られた。
「素直に認めれば罪が軽くなるよ (ニヤニヤ」
みたいに言ってきた警官の無能さに思わず、
「俺は捕まってから両手洗ってない (駅員が証人)し、本当に触ったなら手から繊維片が出るはずだ。女の服にも俺の皮脂や皮膚片、場合によっては指紋が付いてるから調べろ」
と言ってやった。
警官は
「そんなことまでしなくても被害者の証言があるし……」
とか言ってたが
「いいからとっととやれ。それとも証拠隠滅に加担するつもりか?」
と言ってやったら、
しぶしぶ鑑識(?)を呼んで両手の繊維片検査と指紋採取。
女の服も女性警官が別室でいろいろ調べたらしい…
結果、俺の手からは繊維片の欠片すら検出されず(これは後日分かった)。
女の服から
「指紋も男性の物と思われる皮膚片も皮脂も検出されなかった(こっちはその場で分かった)」
ということで無罪放免。
しかし俺もいい加減頭に来てたんで
「手で触られたと言ってた女の服から、脂も皮膚片も検出されないこと自体おかしいだろ」
と突っ込み。
ついでに
「その女、過去にも痴漢騒ぎ起こしてるんじゃないか?ほとんどが示談だと思うが、警察に記録残ってるだろ」
と言ってやったら、女の顔が露骨に青ざめた。
結果、予想通り今年だけで4月末の時点で10回以上痴漢被害に遭い、内7件を示談にしていたらしい。
「それだけで冤罪詐欺とは言えないだろうが、お前ら無能が毎回俺みたいに繊維片検査や着衣検査をしてれば、こんなことにならなかったよなぁ?」
と、警官に言ってやった。
最後に
「今回の件は県警の監察室に報告させてもらう。あとは知らん」
と言って会社に向かった。
後日、繊維片検査の結果、上記の通り俺は白だと判明。
女の方は
「仕事のストレスでやってしまった。もう二度としません……」
と言ってたらしいが、またやるだろうな(なんせ示談金詐欺だし)。
ちなみに会社に着いたら、男子社員からはえらい歓待を受けて
「どうやったんだ?」
とか
「実は俺もこの前……」
みたいな話をいろんな奴から聞かされた。(女子社員からはなんかいろんな感情が混ざったような目で見られたけど)
そのあと上司に報告した時
「本当にやってないんだな?」
と聞かれたんで
「はい。警察のお墨付きです」
と答えたら
「じゃあ午前中の仕事が溜まってるから頑張れ」
と肩を叩かれた。
いや俺、警官と駅員と冤罪詐欺女の相手をしてクタクタなんだけど……と思いつつ、結局残業してその日の仕事を全部終わらせたよ。
むしろこっちの方が修羅場だったかもしれない……。
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