ある日、私はふと思いつきました。「小銭を全く使わずに貯め続けたら、一体どれくらいのお金が貯まるのだろうか?」それは単なる好奇心から始まった挑戦でした。財布の中にたまる1円、5円、10円、そして500円玉までも、すべて使わずに貯金箱へと投入していく。これを7年間、続けてみようと決意したのです。
小銭を貯め始めて数年が経つと、貯金箱の重さがずっしりと感じられるようになりました。財布から溢れることもなく、レジでお釣りをもらうたびにそのまま貯金箱へ。そして7年が経った時、ついにその重さを測る時が来ました。
小銭を一枚一枚数えていく作業は、思った以上に大変でした。全部で40,064枚もの硬貨がありました。数えるのも一苦労でしたが、手数料のことが頭をよぎりました。現在、多くの銀行や郵便局では、小銭を入金する際に手数料がかかるようになっています。しかも、その手数料が思った以上に高額であることに愕然としました。
手数料は、まさかの約4万円。これは、私がせっせと貯めてきた小銭を銀行に預けるだけでかかる費用です。7年間の努力が、この手数料で減額されてしまうなんて、なんとも言えない気持ちになりました。
この経験を通じて学んだことは、小銭貯金には意外な落とし穴があるということです。特に、最近のキャッシュレス化が進む中で、小銭の扱いがますます厄介になってきています。ATMでは1枚から手数料がかかり、都市部以外では小銭の入金ができる場所も限られています。これでは、小銭を貯めることがむしろ負担になることもあるのです。
私自身、今後は小銭を貯めすぎないように注意しようと思います。特に、パチンコや電車の切符を買う時など、どうしても小銭が発生する場面では、なるべくその場で消化してしまうようにしようと思いました。小銭を貯めることが一種の楽しみでもあったのですが、これからはその楽しみ方を見直す必要があるかもしれません。
また、小銭を溜めすぎてしまう前に、定期的に使うか、手数料のかからない方法で処理することが大切だと痛感しました。例えば、コンビニの自動精算機や、電車の切符を購入する際に少しずつ消化していくことが良い方法かもしれません。
7年間、小銭を1円も使わずに貯めた結果、○○○万円という金額が貯まりましたが、それと同時に、手数料という思わぬ壁にも直面しました。この経験を通して学んだことは、小銭貯金には計画的な管理が必要だということです。小銭を貯める楽しさはありますが、そのまま放置してしまうと手数料で損をする可能性もあるので、適度に使うか、早めに銀行に預けるなどの対策が必要です。
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