バス運転手に小学生が悪質なイタズラ…その後、血も涙もない仕返しが待っていた。
あるTwitterユーザーがバス運転手がイタズラを繰り返す乗客の小学生を泣かせたことを報告し、大きな反響を呼んでいる。
ユーザーによると、バスに乗り合わせた「アホ小学生」が停車ボタンを何度も押し、バスがバス停に停まるたびに笑いながら
「間違えました」「うっそでーす」
と降車を撤回するイタズラを繰り返していたそうだ。
すると運転手が、数回目で停車したまま
「今ボタン押した人降りて」
と一言告げたという。
小学生がそれまでどおり
「違いまーす」
と返したところ運転手は
「降りるまで発車しないから」
と譲らなかったという。
小学生はこの状況に半泣きとなって
「ごめんなさい、もうしません」
と謝り始めたが、運転手は
「でもボタン押したじゃろ」「早う降りにゃあ他のお客さんに迷惑じゃろ」
と取りつく島もない。
この投稿は26日12時の時点で16000件以上のリツイートと、7100件以上の「いいね」を集めるなど、ネット上で話題となっている。
このやり取りを目の当たりにしたユーザーは
「ガキ相手だろうが血も涙もない。ロックだぜ」
と運転手に賛辞を送っている。
上記の内容への声
今回の件は、一見すると「いたずらをした子供が運転手に叱られた」という単純な出来事のように思えるかもしれません。しかし、表面だけを追いかけるのではなく、その奥に潜む社会の病理、そして私たち自身の心の闇を見つめ直す必要があるのではないでしょうか。
まず、運転手の行動を「ロックだぜ」と賞賛する声が多く上がっていることに、私は強い恐怖を覚えます。これは、現代社会における「子供への寛容さの欠如」を如実に表しているのではないでしょうか。子供は未熟な存在であるが故に、失敗を繰り返しながら成長していくものです。いたずらをしたからといって、頭ごなしに叱責するのではなく、なぜいけないのかを丁寧に説明する優しさを持つべきではないでしょうか。
また、「ぶん殴ってもいい」
「痛い思いをしないと分からない」といった暴力的な意見が見受けられることにも、危機感を抱かざるを得ません。このような発想は、社会全体の分断を生み、さらなる憎悪を生み出す温床となりかねません。子供に対してはもちろん、いかなる人間に対しても、暴力を正当化する権利は誰にもないはずです。
一方で、いたずらを繰り返していた子供にも問題がないわけではありません。「ウソでーす」という言葉の裏には、他人を欺いても構わないという歪んだ倫理観が垣間見えます。このような行動を放置すれば、いずれ取り返しのつかない事態を引き起こす可能性も否定できません。
真に問われているのは、私たち大人自身の責任ではないでしょうか。子供たちに「他人を思いやる心」「責任感を持つこと」の大切さを、身をもって示していく必要があるのではないでしょうか。この事件を機に、私たち一人ひとりが、自身の行動、そして社会全体を見つめ直す必要があると感じます。
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